去る8月17日(月)から19日(水)まで久山療育センターで行われたワークキャンプに今年も参加してきた。小中学生を中心とする幼子から高齢者まで100余名の参加者が毎年集う恒例行事だが、入所者ご家族のお話を聴く会、触れ合い、お掃除、介護実習、食事介助、お掃除、草むしりなどを、皆で寝泊りして行うことのできるかけがえのない時である。
 重度心身障害児者の施設であるこの久山療育センターは、「共に生きる」というキリスト教精神で設立された病院、学校、住まい、デイケアセンター、困りごと相談所など多様な機能を整えた充実した施設だ。
 今年から新しくできた素敵なグループホームがオープンし、見学することができた。以下のフォトは、グループホームのリビングから天窓を撮ったものだ。新しい木の香りがするリビングには窓から暖かい日差しが差し込んでおり、静かな時間が流れていた。そこで暮らす方々への思いやりとぬくもりが伝わってきた。
 キリスト信仰を持つ者にとって「三本の十字架」は、カルバリの丘で十字架にかかられたイエスの愛の象徴である。イエスが教えられた「共に生きる」という隣人愛を入所者のお一人ひとりの笑顔を通し参加者一同が味わった三日間であった。